ご挨拶
当社の歴史は大正10年に佐取喜太郎氏(初代社長)が創業した古物商から始まります。
当時は酒樽、空き瓶、空き缶等を回収し、大変栄えていたそうです。
ところが、時代は戦火のさなか、貞吉も成人になると軍からの召集を受け中国・ベトナム等の外地へ派兵されました。当時の話を聞くと毎日苦難の日々を送ったことが想像できます。
幸運にも無事帰国することができたものの、残念ながら戦前栄えていた古物商の面影は残っていませんでした。
それから、貞吉は宮城県の石巻まで魚を買いに行き、行商として山形の山奥を歩き回ったりと、いくつか職を転々としながら、近所の人たちが戦前の古物商の面影を頼って貞吉の所に尋ねてきたことを契機に、昭和24年から鉄屑回収をメインに古物商を再開しました。
日本の戦後の復興事業と高度経済成長の波に乗った佐取商店は貞吉の不断の努力もあり、現在の姿になるまで発展することができました。昭和40年からは一般鋼材販売を手がけ、現在の業務のメインとなっております。
私も昭和44年に入店し、貞吉の右腕となり佐取商店を支え、平成19年9月に3代目社長に就任し、会長の教えを守りながら佐取商店の経営者として日々精進しております。
このように佐取商店を続けてくることができたのも、ひとえに皆様方のおかげだと思っております。
これまで皆様方に支えれてきた恩返しとして社会に少しでも貢献したいという気持ちから、平成11年より足利市錦町の古紙回収の協力を、平成19年からは足利市久松町の古紙回収の協力をしております。
トラックを無償にてお貸しし地元の地域活動に参加し、少しでも地域のお役に立てたらと思っております。
私たちはこれからも初代から受け継がれた伝統を守りながら、足利市及び近隣地区のお客様にできる限り早く商品をお届けすることをモットーにして皆様方のお役に立ちたいと思っております。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
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